医療法人 匂坂会 サキサカ病院

サキサカ病院は熊本市の外科、形成外科、内科、小児科、小児外科、ペインクリニック、麻酔科、医療療養型病院です。

Tel:096-326-0303  fax:096-359-7474


当院の取り組み

  慢性期医療への取り組み(医療療養型病床)

慢性期の長期入院

当院は医療療養型の病院で、介護認定が無くとも医療サービスを受けることができます。
ご自宅やご施設で誤嚥性肺炎や褥瘡でお困りの患者様のお力になることが出来ます。誤嚥や褥瘡でお困りの際は当日でも検査、処置、治療方針の策定、入院治療が可能です。

誤嚥性肺炎予防

特に経管栄養中の誤嚥性肺炎対策として当院では積極的に臨床研究を行い、企業との共同研究も行っています。
誤嚥性肺炎予防に関する成果は論文や学会などで発表を行っています。

褥瘡の専門的治療

褥瘡に関しては当院では形成外科専門医による手術療法を含めた専門的な治療提供を行っています。
治療内容など詳細に関しては別途記載致しています(こちら)。

慢性期の患者さまを対象とした、長期入院が可能な病院

疾患には主に急性期、亜急性期、慢性期の3つの区分があります。
これらの疾患区分に応じて診療する機関が決定されるのが現在の日本の医療情勢です。大学病院に代表される総合病院では主に急性期、亜急性期疾患の治療に専従することが多く、慢性期疾患については長期にわたる入院加療が求められることから療養型病床で治療されることが適していると言えます。
療養型病床においては慢性期疾患を重症度に応じて3つに区分しており、その区分によっては長期入院が可能であることから、急性期や亜急性期を乗り越えられた患者様を多く受け入れることができます。
現在の日本においては高齢化が進み、慢性期疾患を有する高齢者の増加が予想され、今後も療養型病床の果たす役割は大きいと考えられます。

急性期・亜急性期治療後でも療養が可能な病院です。

一般病床から在宅へと介護環境が変化する際、患者様やご家族の方は様々な不安を持たれることと思いますが、短期的にでも当院にご相談いただければ、医療サポートを受けながら在宅介護の準備を行うことも可能となっています。

急性期

病気に罹患した初期の段階で症状の出現・進行を
認め、早急な医療介入が必要な時期。

亜急性期

急性期の段階を過ぎて病状が安定し、リハビリや退院支援を行う段階にある状態のこと。

慢性期 療養型病院が適している

病状は比較的安定しているが再発予防や身体機能の維持・改善を目指しながら、長期的な看護、治療を必要とする時期。

  病診連携について

当院ではより精密な検査が必要な際には総合病院、地域中核病院と連携して診療にあたります。
また、総合病院、地域中核病院からのご紹介や介護施設、在宅、居宅(ケアマネジャー)からのご紹介も受け入れています。
医療区分によっては長期間の入院も可能となっていますのでご相談ください。

疾患・状態 医療区分1 医療区分2 医療区分3
  • 医療区分2、3に該当しない者
  • 筋ジストロフィー
  • 多発性硬化症
  • 筋萎縮性側索硬化症
  • パーキンソン病関連疾患
     (パーキンソン 病についてはヤールの
      分類Ⅲ、日常生活 障害Ⅱ度以上)
  • 脊髄損傷(四肢麻痺がみられる状態)
  • 肺気腫/慢性閉塞性肺疾患(COPD)
  • 疼痛コントロールが必要な悪性腫瘍
  • 肺炎
  • 尿路感染症
  • 創感染、褥瘡、うっ血性潰瘍
  • 脱水
  • せん妄、うつ状態
  • スモン
  • 医師及び看護師による24時間体制
      での監視・管理を要する状態