これらの疾患区分に応じて診療する機関が決定されるのが現在の日本の医療情勢です。大学病院に代表される総合病院では主に急性期、亜急性期疾患の治療に専従することが多く、慢性期疾患については長期にわたる入院加療が求められることから療養型病床で治療されることが適していると言えます。
療養型病床においては慢性期疾患を重症度に応じて3つに区分しており、その区分によっては長期入院が可能であることから、急性期や亜急性期を乗り越えられた患者様を多く受け入れることができます。
現在の日本においては高齢化が進み、慢性期疾患を有する高齢者の増加が予想され、今後も療養型病床の果たす役割は大きいと考えられます。