【眼瞼下垂症】
上:術前
下:術後3ヵ月
上:目を開けた時
下:目を閉じた時
こちらの症例はまぶたの皮膚が瞳孔にかぶさり、
その程度が中等度(MRD 0.5mm)だったので、保険診療で手術を行いました。
挙筋短縮術は行わず、上眼瞼の余剰皮膚切除術のみ行っています。
いわゆる、眼瞼下垂症手術(その他)です。
上:実際の皮膚の切除ライン
下:切除した両側の上眼瞼の皮膚
皮膚は最大幅で8mmの切除が必要だったため、
まぶたの外に切除ラインを跳ね上げる形で、伸ばす必要がありました。
実際に本症例で切除した両側の皮膚を載せています。
そのラインも数ヶ月経つと、他の小皺に隠れるようなデザインをしますので、
最終的には、傷跡は目立たなくなります。
5mm程度の切除幅までは、完全に元の二重のラインの中に切開線をおさめられますので、
特に心配はありません。
保険診療なので、手術の目的としては、「眼を見やすくする」ことが1番ですが、
整容面も患者様が満足されるよう、デザインして手術を行います。
結果的に、優しい目元になり、私も一緒に喜んでおります。
微細な二重の幅の左右差などは、
後日むくみが引いてから修正術(自費診療)を行うこともありますが、
こちらの症例では、特に修正は行っていません。
手術を希望される方は、お気軽にご相談下さい。
余剰皮膚切除のみでよいか、挙筋短縮術も行うか、
または筋膜移植という最重度の治療が必要か、判断させて頂きます。
全ての術式が当院で可能です。
(参考)
以下のリンクで、余剰皮膚切除を行った時の解説を行っています。
ダウンタイムのご参考にされてみてください。
(先天性眼瞼下垂症で、小学生までのお子様は、
全身麻酔が必要になりますので、全身麻酔が可能な施設にご紹介する形となります。)