令和6年6月末の現時点において

熊本県ではCOVID-19感染症の拡大(定点観測: 589症例/週、前週比1.44倍)を認めています。

 

増加する速度が早まっており、また県内の医療機関クラスターの出現も認めている状況を鑑み、当院におきましても患者様の御面会を制限する方針とさせていただきます。

 

現在日本で流行しているBA.2.86系統の亜系統であるJN.1系統に関する情報は国立感染症研究所ホームページに掲載がございます。

米国疾病管理予防センター(CDC)の見解としては、JN.1系統は免疫を逃避する可能性は指摘されているもののワクチンへの影響は限定的であり、現行のワクチン、検査、治療薬はいずれもJN.1系統に対して有効である(CDC, 2023)とされています。

 

引き続き感染症流行の動向を見守りつつ、入院患者様の感染リスク、重症化リスクを最小限に抑制するための措置を講じて参りますので、何卒ご理解、ご協力のほど宜しくお願い申し上げます。

 

サキサカ病院

匂坂正孝