平成29年(2017年)が始動いたしました。
少し遅くなりましたが・・・
今年もよろしくお願いいたします。
栄養課でも『 今年も患者さまの笑顔のために・・・ 』
というスローガンは変わらず、皆で協力して頑張って参ります。
今年の元旦も、御屠蘇にお雑煮、おせち料理で始まりました。
今年の年賀状です。
おんどり、めんどり(折り紙)仲睦まじく寄り添ってます。
今年もみんなが仲良く過ごせますように・・・。
一年の無病息災を祈願しながら、心を込めて作りました。
今年最初のお話は、当院オリジナルの 〖 餅ゼリー 〗 についてお話したいと思います。
当院の患者さまは療養型ということもあり御高齢の方が多く
誤嚥のリスクを考えますとお餅の提供が出来ません。
そこで、なるべくお餅の風味を損なわず、又安心して食べて頂けるようにと考えたものが餅ゼリーです。
通常は、お粥でも誤嚥のリスクが心配される方には
「 酵素ででんぷんを分解し、固める粉 」で粥ゼリーを作っております。
それを活用し、もち米、餅粉と合わせて餅ゼリーに仕立てました。
もち米でお粥を炊き、餅粉とでんぷん分解酵素(ソフティアU)を加えミキサー
にかけ、再加熱しそれを器にそのまま流しいれると器の形状にまん丸の
ぷりっぷりの餅ゼリーが完成いたします。
餅ゼリーの上に雑煮の具を入れ雑煮に。小豆を注げばぜんざいの出来上がりです。
お餅には劣りますが、安心して食べて頂いております。
また7日には 『 七草かゆ 』の提供も行いました。
無病息災を祈って、お正月で疲れた胃や腸をいたわり、やさしい味付けで提供いたしました。
普段は固いご飯を好まれる方も何故か七草かゆは喜んでいただけます。
「 ななかゆなぁ~ おいしかったぁ~。 」との言葉も頂きました。
実は今回、七草かゆにお正月に余ったするめを常食・刻み菜(一口大)の形態の方にも
細かく切って提供いたしました。
するめのコクも出て、美味しい七草かゆになりました。
というのも。。。余談なのですが。。。
私の実家の七草かゆのお話をさせていただきます(*^_^*)
お正月に余ったするめやお餅、七草はじめ野菜はあるもの(里芋・人参・白菜・
大根・椎茸など)にちくわやかまぼこ。。。
とにかくお正月に残った食材や冷蔵庫の掃除も兼ねて炊飯器でお米と一緒に薄口しょうゆ
で味付けし炊きこみます。
お餅を炊き込みご飯に入れる感覚でしょうか。食感がたまらなく、何杯でもお代りしてしまいます(#^.^#)
恥ずかしながら(*^_^*)
食の勉強をするまでは、これが七草かゆであると信じておりました。
七草かゆの由来・・・胃腸を休める。とはかけ離れた我が家の七草。。。
胃腸は休まらないかもしれませんが、これも有りだと思い
現在でも1月7日には、お餅の入った重い七草かゆが我が家の食卓に並びます。
それぞれの家庭の七草かゆ・行事食、語り、作り続けていきたいものです。
熊本の年明け元旦は快晴で、阿蘇山から顔を出された初日の出を拝むことが出来ました。
あっと言う間に各地のどんどやも終わり(河川敷のどんどやは悪天候で中止だったみたいですが)
季節は冬から春へと移り変わります。
今年も皆様にとりまして
幸多き年でありますようお祈り申し上げます。