グロースファクター注射による「ほうれい線とくま治療」について解説いたします。
*美容治療のホームページを公開しました。
治療費などについてはこちらをご参照ください。
※手術によるくま治療(ハムラ法・裏ハムラ法)はこちら↓
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当院ではヒアルロン酸の重大な合併症である、
動脈塞栓による「失明」や「鼻の皮膚壊死」を回避するために、
注入部位によってはグロースファクター(成長因子)注入治療を行っています。
グロースファクター注射の治療対象部位は、
・「ほうれい線」や軽度の「くま」
・ボトックス注射でもとりきれなかった「極めて浅いシワ」
です。
(*くまの中でも、tear trough 変形に対してはヒアルロン酸注入を行います)
【治療回数】 1~3回
【効果の発現】 1~2週間後
【効果の持続期間】 約1年間
【治療費(税込)】 2022年9月1日~
・片側 49,200円
・両側 82,000円
成長因子とは、線維芽細胞にコラーゲンをつくるように指令を出すためのタンパク質です。
それを治療部位の皮下に注入することによって、1~2週間かけてコラーゲンが増生され、
シワを下から持ち上げます。
ヒアルロン酸は注入直後から効果が表れますが、グロースファクターの場合は
コラーゲンが作られる期間を要します。
合併症としては、しこりと脂肪腫があります。
しこり(瘢痕)とは、コラーゲン線維のかたまりです。
グロースファクターの適切な濃度と注入量を守らないと、
局所的にコラーゲンをつくり過ぎるリスクがあります。
そのため、本治療は「1~3回」繰り返し行うことを推奨しています。
また、脂肪細胞に作用が及んでしまった場合は、皮下脂肪が大きく育ち、
脂肪腫となるリスクがあります。
しこりの場合はステロイド注射で、脂肪腫の場合は脂肪融解注射でリカバリ―を試みることも可能です。
くまの場合は皮下の浅い部位にヒアルロン酸を注入すると、青く透けて見えるチンダル現象が生じるため、
浅い部分にはグロースファクターを、深い部分にはヒアルロン酸の注入を選択しています。
くまの種類には眼窩脂肪が突出してきている「目袋型」と、
それよりも下の方の組織が凹んで見えるtear trough変形とがあります。
tear trough変形には当院でもヒアルロン酸注入を行います。
また、目袋型のくまに対しては手術による治療(眼窩脂肪移動術:Hamra法)を行っています。
以下にリンクを貼り付けますので、ご参照下さい。
最近では、他院でくまに対して眼窩脂肪を切除されただけで(いわゆる脱脂)、
凹みが残ってしまった方のご相談も増えています。
少しでも症状を緩和できるように、お手伝いをさせていただければと思います。
お気軽にご相談下さい。
形成外科・美容外科
匂坂正信