本来であれば、3月に恒例の ~音楽会~
4月になれば満開の桜と、~春の食事便り~。。。
の予定でしたが、今年はコロナの影響で心が晴れず、
気持ちよく献立を考えることができませんでした。
毎日の検温・マスクの着用・手洗い・消毒に外出制限。
いつまで続くのだろうか
世界史にも残るような2020を迎え、関東在住の長男の
安否を確認しながらの毎日に、自然と笑顔も出なくなって
いました。
当院では、ドクターが、上司が、私たち職員や家族の相談に
のって下さっています。
そのような後ろ姿をみていると、
私たちも
自分の家族はもちろん、
ご家族様にも会えない当院の患者さまの
『 こころの支えになりたい 』
と考えるようになりました。
今の自分ができることって何だろう?
全国に緊急事態宣言が発令となった今、
不要不急の外出制限をはじめ、考え得る限りの感染予防を
ドクターを中心に取りまとめ、感染対策として一丸となって行っています。
私達栄養課のスタッフは
バランスのとれた食事の提供を行い、免疫力を高めるお手伝いをすること。
コロナに踊らされることなく、コロナに負けない強いこころと身体を作ること。
そのことを自分たちの使命と思って、日々闘っています。
ありきたりですが、また訪れる楽しい未来に向かって、仕事に、家族に向き合う
ようになりました。
そこで、4月15日に 『 菜の花 御膳 』のご用意を致しました。
今回のお弁当は、当院最年長103歳の患者様の大好物の
いなり寿司をお弁当に入れ、旬の食材を盛り込み、春ならではのお弁当をご用意いたしました。
私ごとでは、今年次男の高校卒業ではありましたが、卒業式も
体育館では行われず、保護者のみの教室に、校内放送での縮小卒業式。
淋しい思いもありましたが、このような状況下で執り行って頂いた学校には感謝申し上げます。
今年は、新学期や入学式入社式の取りやめも相次ぎ、1年生のスタート
には非常に残念な状況ではありますが、
未来を信じ、人を信じ、しばらく皆さまと一緒に我慢我慢。
来年、お預けとなった次男の入学式が満開の桜で迎えることができるよう、
今できることを行動で示し、皆さまと共にこの窮地を乗り越えて行きたいと思います。