熊本にもいよいよ寒波が到来し、冷え込みが厳しくなって参りました。

インフルエンザなど、上気道炎を引き起こすウイルスに対してはお部屋の加湿が効果的ですので、お持ちの場合は加湿器を、無ければ濡れタオルや水を張った洗面器などを設置しましょう。

もちろん、帰宅したら手洗い、うがいを忘れずにお願いいたします。

 

さて、当院外来ではペインクリニックを行っておりますが、痛み治療のポスターを改定いたしましたのでお知らせいたします。

 

 

特に半導体レーザーの内容を詳しく手直しいたしました。

また、さらに詳細な情報はホームページ→病院の取り組み→ペインクリニックへの取り組みに掲載しておりますのでご参照下さい。

 

半導体レーザーですが、文献的に考察されている作用機序として交感神経抑制作用が挙げられます。

交感神経は自律神経系のうち副交感神経と対をなすものですが、この交感神経を抑制すると副交感神経が優位になり、身体はリラックスする方向に向かいます。それにより筋緊張は緩和され、筋肉痛が軽減されます。この作用を用いて星状神経節にレーザーを照射し、星状神経節ブロックと同様の作用を期待し、自律神経のコントロールも行ってみております。ご希望の方は外来でお申し付け下さい。

ブロック注射と違い針を刺すこともなく、痛みは生じません。

 

また、レーザーの効果には局所の血流改善や抗炎症作用もあるようで、最近ではばね指の患者様にレーザー治療を施行したところ、15秒間レーザーをあてた段階で痛みが軽減し、関節の動きがスムーズになりました。このような短時間での改善には私自身大変驚きました。

このような作用の仕方には瞬発的な作用機序が介在しているものとは思われますが、まだ完全な解明には至っていないと思われます。

 

半導体レーザーでは特に腱・関節周囲の炎症に対し効果があるように感じています。

膝関節への照射が効果的であった患者様もここ数例続いておりますので記させていただきます。

 

 

また、当院のマスコットとなりつつありますカバちゃんをポスターにも加えてみましたので、是非ご覧ください。

いつもお世話になっております「フロンティアビジョン株式会社」様にご依頼して、うちのカバちゃんをモチーフにした診察券も作成中ですので、ご希望の方はもう少しお待ちください。